一級和裁士のいる店、日本橋 谷屋は、嘉永元年創業の老舗着物専門店です。出過ぎず、引っ込み過ぎず。をコンセプトにお客様のご要望に合わせた最適な着物のおしゃれをご提案いたします。

東京好みで定評がある日本橋の創業170周年の老舗呉服店。着物好きの女性を美しく彩る逸品をお求めやすい価格でご提供。唐織等の西陣袋帯、塩瀬や麻の染なごや帯、人間国宝、無名の一流作家作品など生涯の愛着に耐えるおしゃれで通好みの品揃えです。

日本橋 谷屋へのお問い合わせはこちらからどうぞ。
   

こだわりの着物コレクション


秩父太織 (ちちぶふとり)

 
 
 
 
埼玉県秩父に伝わる、幻の織物 「太織 (ふとり)」 をご存知でしょうか。
 
秩父の養蚕農家が作った繭から糸を作り、天然の染料で染め手織りで織り上げています。
糸づくりから織まで、すべてを一人でおこなうというこだわりよう。
すべてが手作業のため、市場にはほとんど出回っておりません。
 
しかし、その風合い、美しさは一見の価値ありです。
当店に常設展示しておりますので、ぜひ、ご覧になってください。
 
作り手 : 北村久美子 ・ 南麻耶(ともにMagnetic Poie) ・ 和田寿子(ちちぶふとり工房)
 
 
当店ブログでも 「秩父太織、いちからプロジェクト。」 としてご紹介しております。
 
 ↓ 下の画像は、ブログの抜粋です ↓ 
 
 
※数反ですが店内にて常時展示しております。
 
※価格380,000円~
 
当店での価格表記 = 反物本体 + 手縫いお仕立て代 + 裏地代 + 消費税
汚れ防止の 「ガード加工代」 以外はすべて含まれております。
 
◇平成28年6月 工房見学ツアー開催
 
◇平成29年2月 店内にて作品展開催
 
 

型染め小紋

 
 
写真は、京都の型染め(手染め)小紋の色柄見本です。
 
特徴は 「透明感のある色」 。
写真では色が良く見えないかも知れませんが 「きれ~い」 という感嘆詞が聞こえてきそうです。
 
小さな色見本ではお顔映りがわからないので、京都の染め師さんにお願いし、多彩な色柄の見本を反物に染めていただきました。
 
これを元にご注文を承り2~3ヶ月ほどかけて 「糊置き」 「染め」 「湯のし」 「手縫い仕立て」 と進んでいきます。
 
これがまさに 「お誂え」 。
透明感のある小紋をお召しになられてはいかがですか?
 
 
柄の拡大はこのような感じです。
 
まずは実際にお顔に当ててみてください。
 
 
肝心な価格は ・・・
別染め反物 + 裏地代 + 手縫いお仕立て代 + 消費税 = 25万円です。
 
当店の特徴でもある、全国の作り手とのネットワークを活かしたことで実現できる価格です。
まずは一度、気軽にご覧くださいませ。

草木染 作家

 

定期的に作品展を開催したり、ご希望の方には作品をお取り寄せしてご覧いただくこともできます。

 

 
行松 啓子  (ゆきまつ けいこ)
 
島根県安来市の出雲織工房へ弟子入り後、京都工芸繊維大学大学院にてカイコの人工飼料育の研究と同時に、石川県白山市・白山工房にて座繰り及び牛首紬製作技術を修得。
平成16年よりタイ国に滞在し、日本とタイの絹かすり織物の比較にてPh.D.修得。
 
平成21年帰国後、群馬県中之条町にて、手繰り糸を用いた絹織物の製作発表すると共に、タイ東北部の伝統絹手織物を中心に調査を継続。群馬県立日本絹の里にて織物専任講師。
 
 
経歴もさることながら ・・・
ここまで手間隙を惜しまず、そして高い技術を駆使して作り出される布には、めったにお目にかかれません。
 
◇平成27年12月 店内にて作品展開催
 
◇平成28年12月 店内にて作品展開催
 
 
 
  
 
中里 陽子
 
栃木県益子町生まれ
栃木県無形文化財保持者 故 日下田博 氏、栃木県無形文化財保持者 日下田正 氏に染織を学ぶ。
栃木県作家連盟工芸部門会員優秀賞、栃木県作家連盟第30回記念準大賞など。
栃木県作家連盟工芸部門審査委員。
 
現在、栃木県真岡市にて主に 「綿」 織物を製作する中里さんは、何と 「綿を栽培する」 ところから手がけています。
様々な綿を操り作り出される独特の風合いが魅力です。
 
◇平成28年1月 店内にて作品展開催
 
 
 

 
冨田 禎子 (とみた ていこ)
 
茨城県結城市の 「奥順」 にて機を購入し織りの指導を受ける。
山崎青樹氏の子息に植物染色を学ぶ。
 
糸は、群馬のブランドシルク 「ぐんま200」 「生繭座繰」 
染めは、自然の植物の 「枝」 「葉」 「実」 を採集したもの
織りは、手織りというこだわり。
「ぐんま200生繭座繰糸」 は、「光沢」 「軽さ」 「しなやかさ」 が特徴です。
 
冨田さんは、46歳のときに看護師を辞め、若い人たちに交じりながら大塚テキスタイルデザイン専門学校に入学することから染織の道へ入るという異色の経歴。
 
家業や染織研究家とは異なり、着物愛好家の目線を大切にされた物作りは 「着やすさ」 「気姿や映り方」 に活かされています。
 
◇平成28年2月 店内にて作品展開催
 
 
 
谷 喜和子 (たに きわこ)
 
女子美術大学 工芸科卒
「誂え友禅」 と呼ばれる、1点1点細やかな注文を受け続けるうちに様々な技法を習得。
 
どんな要望にも丁寧な仕事で応え、ある時期に 「箔」 で柄を描き出す金際友禅も究め、「箔の魔術師」 の異名も持ち合わせる方です。
 
そして谷さんは、 「草木染」 と 「手描き友禅」 を同時に操る技も手にすることになります。
「草木染」 も 「手描き友禅」 も単独でされる方は他にもいらっしゃいますが、これを 「二つ同時に」 表現することは驚きを隠せません。
 
写真は草木染め友禅の帯4点の集合体です。
 
◇平成28年4月 店内にて作品展開催
 
 

結城紬

 

結城紬のぬくもりとやすらぎは熟練の技で作られている

 

北海道の最北端から沖縄本島まで約2400㎞。日本には、その土地土地に伝え受け継がれてきた“染め織り”を今も守り続けている人たちがいます。

日本橋谷屋では、着物を販売するだけではなく、物作りの現場に足を運び、作り手の思いを共有することを大切にしております。

 

今回は茨城県結城市に本場結城紬の産地へ行き、結城紬の制作工程を学びました。

 

現地では

 

糸とり

絣くくり

地機で織る

 

この3工程を見学ました。

 

この3工程は

結城紬の重要無形文化財の指定要件となっております。

 

※結城紬の重要無形文化財指定条件

1.真綿から手で糸を紡ぐ

2.手括りによる絣括り

3.地機による機織り

 

●糸とり

はじめに糸とりを見学しました。

 

繭から作った真綿から糸を作っていきます。結城紬は糸づくりから始まるのです。

 

 

真綿を触らせてもらいましたが

まるで赤ちゃんに触れているような手触りでした。

繭を5~6個合わせたその綿は、想像以上に柔らかく、そして軽く

本当に自分の手で持っているのかと疑ってしまうような不思議な感覚でした。

 

そんな真綿を『つくし』という道具に引っ掛け、キュ、キュ、と音と立てて一本の細い糸ができていきます。

 

一反作るのに約2000個の繭が必要なのだそうです。

2000個、重さにして約40キロといったところでしょうか。

 


7人の分担作業で作っていきます。

分担作業といえども、均等な太さを求められています。

熟練の技を持つベテランでも5日から10日はかかると言います。

 


まさに脅威的な根気がいる作業に他なりません。

 

 

これでも太いそうです。

 

●絣くくり

軽さ、柔らかさ、そして「人の手」がもたらす「究極の着心地の良さ」の秘密はまだまだあります。

 

細かく書かれた設計図。これは結城紬専用の方眼紙で、そこに木綿の糸を括る場所が記されています。木綿の糸を巻いたところは染まらないようになっております。時には8万箇所以上括る時もあります。さらに括る力を均等にしなければならないので、最初から最後まで一人で行うのだそうです。これもまた根気のいる作業で、やはり数ヶ月は要するそうです。

 


●地機で織る

重要無形文化財に指定されるには、高機ではなく、地機で作らなければなりません。

 

「たたき染め」という奥まで染料を染み込ませるために、棒の先に絣括りされた綛を、括りつけて絶妙な力加減で石の台に叩きつけて染める作業を施されてようやく織ります。

「いざり機」と呼ばれる日本で最も古い織り機で織ります。

 


見ていると規則的に織り手さんの体が大きく変わって後ろへ反る姿は、まるでフィットネスマシーンで腹筋運動をしているかのようです。小柄な織り手さんが、自らを機にして、身体中で織っています。長いこと眺めていましたが、数センチしか進みません。ピンと張ったままでは糸が疲れてしまいますが、結城紬は織り手が休めば糸も適度に休みます。

 

これが最も糸に優しい作り方です。

真綿から紡いで空気をたくさん含んだ、ほっこりとした状態のままに織り上げることができます。

 

●湯通し

場所を変え、今度「湯通し」の工場へと向かいました。

結城の里を離れた織物が仕立て前に里帰りをします。反物についた糊を落とし天日で乾かすと糸は命を吹き返し、自ら動きだす。ゆったりと干した反物は上へ上へと移動し、乾く時はピンと張った状態になるといいます。

 

 

一反あたり200ℓ必要とのことです。

熟練した職人は、反物を一瞥しただけで湯につける時間がわかると言います。

 


糊抜きした後の天日干しは、売れ筋がわかってしまうため昔は非公開だったそうです。

 

当店では着物のことはもちろん、その作り手のことも大切に考えております。

なぜなら、彼らがいなければ、今こうして結城紬を着ることができなかったからです。

 

結城紬は全行程全て手作業で行われます。一反の結城紬を作るのは、熟練された職人の腕と長い時間が必要なのです。それゆえに生産量は限られます。しかし、実際にその工程を見ると、大量生産の道を選べなかった理由がわかります。

それは結城紬とは真綿から紡いだこの糸で、神秘的な風合いをそのままに、織り手さんの勘と微妙な加減で織り上げなければならないからです。

 

着れば着るほど着る人に馴染み、艶を放ち、柔らかく、優しい布の方から寄り添ってくる。そんな奇跡のような布を纏える幸せは、こうした作り手の方々がいるからこそだと思います。

 

また結城紬は大切に着れば三代は着られる、三代着てこそ風合いが増すといわれています。きものを通じてご家族の絆を深めていただきたい。当店のそんな願いを叶えてくれるのもまた結城紬なのです。

 

※平成29年11月 店内にて作品展開催予定

 

 

綿麻きもの

 
 
 
単(ひとえ)や夏の季節に重宝するのが、この 「綿麻きもの」 。
 
夏素材の八寸帯(袋名古屋帯)を合わせて 「夏の着物」 として
また、半幅帯を合わせて 「ゆかた」 としてもお召しいただけます。
 
この場合、衿は 「広衿」 でお仕立てすることをオススメしています。
「広衿」 についてはこちらもご覧ください。
 
素材は綿45%麻55%、ご家庭で手洗いできるのもうれしいところです。
期間限定商品ですが、ぜひ一度、風合いをを体感してください。
 
※ただいま品切れ、新作入荷待ちです。